認知機能とは?8つの機能を徹底解説
認知機能は、16タイプ性格診断をより深く理解するための鍵です。 8つの機能がどのように働くかを知ることで、自分の思考パターンを把握できます。
目次
認知機能とは
認知機能(Cognitive Functions)とは、カール・ユングが提唱した心理学的概念で、 人間が情報を取り入れ(知覚)、意思決定を行う(判断)際の心理的プロセスを表します。
8つの認知機能は、「知覚機能」と「判断機能」の2つのカテゴリに分かれ、 さらにそれぞれ「外向」と「内向」に分かれます。
知覚機能(P)
情報をどのように取り入れるか
- Se, Si(感覚)
- Ne, Ni(直感)
判断機能(J)
どのように意思決定するか
- Te, Ti(思考)
- Fe, Fi(感情)
知覚機能(情報の取り入れ方)
Se - 外向的感覚
今この瞬間の体験を重視。五感を使って世界を直接体験する。
得意なこと
- 行動力がある
- 現実的
- アクティブ
- 瞬発力が高い
注意点
- 計画性に欠けることがある
- 衝動的になりやすい
Si - 内向的感覚
過去の経験や記憶を大切にする。安定と伝統を重視。
得意なこと
- 記憶力がある
- 細部に注意を払う
- 慎重
- 伝統を重んじる
注意点
- 変化を嫌うことがある
- 過去にとらわれやすい
Ne - 外向的直観
可能性やアイデアを追求。新しい視点やつながりを見出す。
得意なこと
- 創造的
- 好奇心旺盛
- アイデア豊富
- 柔軟な発想
注意点
- 飽きっぽいことがある
- 注意散漫になりやすい
Ni - 内向的直観
未来のビジョンを見通す。パターンや本質を直感的に把握。
得意なこと
- 先見の明がある
- 洞察力が高い
- 集中力がある
- 戦略的
注意点
- 現実離れしやすい
- 理解されにくいことがある
判断機能(意思決定の仕方)
Te - 外向的思考
効率と結果を重視。論理的に物事を整理し、目標達成を目指す。
得意なこと
- 効率的
- 組織力がある
- 決断力がある
- リーダーシップ
注意点
- 冷たく見えることがある
- 人の感情を軽視しがち
Ti - 内向的思考
論理的な一貫性を追求。独自の理論や分析を構築する。
得意なこと
- 分析力がある
- 論理的
- 独立心が強い
- 問題解決力が高い
注意点
- 理屈っぽくなることがある
- 他者の意見を受け入れにくい
Fe - 外向的感情
他者との調和を重視。周囲の感情に敏感で、共感力が高い。
得意なこと
- 共感力が高い
- 社交的
- 調和を重視
- 面倒見が良い
注意点
- 他者の評価を気にしすぎる
- 自分を犠牲にしがち
Fi - 内向的感情
自分の価値観や信念を大切にする。深い感情と誠実さを持つ。
得意なこと
- 誠実
- 自分らしさを大切にする
- 深い共感
- 芸術的感性
注意点
- 他者に理解されにくい
- 感情を表に出さない
認知機能スタック
各16タイプは、8つの認知機能を特定の順序で使用します。 この順序を「認知機能スタック」と呼びます。
最も自然に使える機能。あなたの核となる思考パターン。
主機能をサポートする機能。バランスを取る役割。
発展途上の機能。意識的に鍛えることで成長できる。
最も苦手な機能。ストレス時に問題が現れやすい。